7月25日火曜のJazz Spot Lilethでは、夏休み企画!
お子様向けのジャズイベント、
鹿児島初、ノルウェーからのジャズ講師によるジャズワークショップとその参加者によるジャムセッションが行われました。
企画、出演は
「Odd André Elveland & The Koyamada Sisters」
🎷オッドアンドレ・エルベランド(テナーサックス)
🎹小山田遥南(ピアノ)
🎺小山田瑞菜(トランペット)
🎷小山田アンナ(アルトサックス)
この日までに数日間、鹿児島県民交流センターで子ども向けワークショップが行われ、当日は昼過ぎからリレットで高校生以上のセミナー、そしてそれらに参加された皆さんでアフターセッションライブという流れで、だいぶ濃いイベント内容でした☆
鹿児島では小中学生ジャズビッグバンド「リトルチェリーズ」もあり、その指導者である大西隆先生も応援に駆けつけてくださいました♪
実は今回企画の小山田三姉妹も卒業生。
歴史の長いバンドですが、そこからの「プロ輩出への道筋」というものが確立していないのが本当に勿体なく、、このリレットにも何か出来ることがあったはずなのに、、と悔しい思いをしていました。
きっと、私はこの「リトルチェリーズ」が鹿児島のジャズ界の基盤となると思っています。
こんなに素晴らしい精神と企画力を持つ小山田三姉妹を輩出しているわけですから、鹿児島ジャズ界の未来も明るいです!!
そんな小山田三姉妹の長女 小山田遥南さんは 子供たちにジャズを指導するための技能を習得するためにノルウェーへ渡り、実際に講師を務めながら学んでいます。
今回のセミナーでは、そのノルウェーでの指導風景を実際に生徒役として小学生の女の子に登場してもらいデモンストレーションという形で行われました。
ジャズビッグバンド「リトルチェリーズ」とは違うアプローチでの指導法です。
基本的にはビッグバンドではなく、個人のセッション力を身につけ、コンボスタイル(少人数編成のバンド)で演奏出来る技術を教える。
その為に、さまざまな楽器を使い、誰でも簡単に音を出せる打楽器から指導は始まります。
「僕の出した音を真似して」と言うオッドアンドレ先生の指導で、あれよアレよと曲が仕上がっていきます。
そしてジャズの醍醐味、即興力を鍛えるために、スケール(ジャズ音階)を使って身体で感じた感覚を大事にインプット・アウトプットを繰り返していきます。
やはり、音感は大事だな、とつくづく思います。
そして、もちろんスイング感、グルーブも。
「リトルチェリーズ」や鹿児島大学のジャズバンド部の「チェリーアイランド」と言うジャズのビッグバンドで奏でているのも、確実に音感・スイング感を育てていると思います。
ジャズを聴き、ジャズを奏で、ジャズで会話する。
人の話を聞き、投げかけられた事に答え、キャッチボールで会話が成立する。
人と人とのコミュニケーションと全く同じ図ですね♪
将来ジャズミュージシャンになる為だけの指導ではなく、
どんな場面でも自分自身の感性と培ってきた表現で生きてほしい、というメッセージを受け取りました。
こういう習い事などは、、親御さんと当事者であるお子様と、そして指導者との間で理想とするものがズレてきたりします。。
本当に難しい課題だと思いますが、この舞台の主人公を育てる為の指導ではなく、自分自身の人生の主人公として、それぞれの個性にあった生き方に気づく為のプロセスと思ってもらえると、「うちの子を うちの子を!」とならないんじゃないかな、、と。
そもそも仲間を蹴落として這い上がらせた子どもが大人となった先に、良いコミュニケーションと素晴らしい演奏が奏でられるかと言われると、、
さてどうでしょうか、、
学校や習い事は、親御さんの意識をも育てる良いチャンスだと思っています。
指導者は考えること、こなす事が山積みですが、そんな素晴らしい職業を目指す人を尊敬します。
小山田遥南さんに本当に頑張ってもらいたいです!
元々、リレットで夏休み自由研究企画として子供向けジャズワークショップを、、と考えていた中での小山田遥南さんの行動力。。
理想の形を示してくれて本当に感謝しています。
私たちJazz Spot Lilethは、この活動を全面的に応援したいと思っています。
今回、親子さんや学生さんたちから料金を徴収してのイベントでしたが、いずれはスポンサーを募れるイベントに成長させていきたいです。
毎年恒例のジャズワークショップとなると思いますので、ぜひジャズを通して成長したい、と言う方、次回参加してみてくださいね!!
ノルウェーから遥々指導にきてくださったオッドアンドレ先生、そして企画・運営を頑張ってくれたThe Koyamada Sisters、本当にありがとうございました!
また、鹿児島での開催、楽しみにお待ちしてます〜!
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