Double Rainbow=小沼ようすけ×宮本貴奈 2nd album『After the Rain』release live concert 230903

DUO/単純で複雑な対話による音宇宙

はい、鹿児島ジャズアンバサダー!?のもりぶーです。(笑)
もりぶーは昭和の時代、ジャズスポット「リレット」のある
欲望渦巻く繁華街天文館に生まれ育ち、10代でジャズに目覚めた当初は、ソニー・ロリンズ、アート・ブレイキー&JJM、そしてカウント・ベイシーとデューク・エリントンという・・・
明るく楽しく陽気で元気、そして強力にスィングするジャズが大好きでした。
基本、その根っこは変わらないけれど・・・
50代も後半過ぎ、今よく聴くのは

DUO

たった2人のアーティストにいるシンプルの極致

今回の Double Rainbow のようなピアノとギター
先月のリレットでのライブ、その研ぎ澄まされた音の対話で魅了した
中牟礼貞則さんと三吉さんのギターとギター
そしてもりぶー愛聴盤「SERENATA」は名人中村誠一さんのサックスと伊東忍さんのギター
それから、鹿児島で絶大な人気を誇るピアノの渋谷毅さんの一連のDUO作品群
ヤバイ・・・全部、和ジャズ。。
そう。日本人ジャズアーティストの音に「日本語」を感じながら
言語化できないその意味を理解ができる氣が・・・?
ん?意味不明。(笑)

DUO(デュエット)は、2人による演奏。
2人の人間のおしゃべり、対話にイチバン近い音楽表現かも。

今回の Double Rainbow・・・

ギターの小沼ようすけさんは、
鹿児島ジャズフェスティバルでの活躍をはじめ、
「海」を感じさせるオーガニックなサウンドで人気の実力者。
もりぶーは2018年9月のオルガニスト、
トニー・モナコさんのトリオ(ドラムはジーン・ジャクソンさん)
ライブ@リレットでのブルースフィーリングあふれるフィンガーピッキングプレイにシビレた。。

ピアノの宮本貴奈さんは、
長いアメリカ生活から帰ってきたばかりの2011年7月
ボーカル飯田さつきさん(鹿児島ジャズフェスティバル2023出演)
との南九州ツアーで、ドラマーもりぶーは共演(ベースは小松康さん)
その才能あふれる高い音楽性にビビリました。(笑)

そんなお2人のニューアルバム”After the Rain” のリリースツアー
鹿児島の老舗ジャズスポット「リレット」へ
国際的超一流たるお2人の音の対話に耳を傾け、
夏の終わり、音に酔う、音酔プールで、
ただ氣持ち良く酔いたい。。

実際のライブはそんな期待が大きく変容・・・
音は2人で2台の楽器しか出していないのだけど、
ワタシは壮大なる無限の宇宙を旅するボイジャーか、
はたまたそこにダブルレインボウ、2つの虹は見えるけど
その実態はつかめない、空(無)の世界。
仏陀の教え・・・色即是空。・。・。・
音を聴きながら1音も聴き逃せない心地よすぎる緊張感。
ピアニストのはずの宮本貴奈がうたっている!?
え?ココは誰?ワタシはドコ?
とめどない迷走と、しずかなる瞑想による快感

そんななか、唯一のビバップチューン!?
Because It’s Friday
でバチーンと目を覚まされ!

What a wonderful world で LOVE & PEACE
ハッピースマイルでハッピーエンド

ピアニスト、ギタリスト、ボーカリストなど当地で活動するミュージシャンが多く観に来ていたのも「リレット」ライブの特徴。

ライブ翌朝CDアルバム “After the Rain”を聴いた。
2人の対話に耳を傾ける
ただそれだけで・・・
今日はイイ事しか起きない!

出演者

Double Rainbow

ギタリスト小沼ようすけとピアニスト宮本貴奈の、アコースティックなジャズデュオ・ユニット。
2013年「Voyage」、2023年「After the Rain」発表、オーガニックなプレイと情感溢れるサウンドで、高い人気を誇る。

🎸 小沼ようすけ(ギター)

🎸 小沼ようすけ(ギター)

1999年ギブソンジャズギターコンペティション優勝。
2001年に『nu jazz』でソニーミュージックよりデビューし、グオッカ・パーカッションとのコラボで話題を呼んだ『Jam Ka』など多数のアルバムをリリース。
2016年には自らのレーベル Flyway LABEL を設立しアルバム・リリースを開始。あらゆるフィンガーピッキングのスタイルをミックスさせた独自の奏法、ジャズをベースに様々な国を旅して得た影響や経験を音楽に採り入れながら、世界を音で繋ぐギタリスト。
様々なアーティストからのファースト・コールがある今や人気実力ともジャズギタリストの第一人気として活躍中。

🎹 宮本貴奈(ピアノ&ボーカル)

物語が見えるようなサウンド、繊細かつダイナミックなプレイは「一人オーケストラ」とも呼ばれる。20年米英(ボストン、NY、アトランタ、ロンドン)を拠点に国際的に活動。バークリー音大&ジョージア州立大修士卒。

エドマン・ジャズピアノ大会で全米優勝、参加作が米グラミー2部門ノミネート。「アトランタベストジャズ(2年連続)」「ジョージア州で最も影響力のある女性」 他受賞多数。

2013年帰国、八神純子、佐藤竹善、サラ・オレイン、小野リサ、May J.、稲垣潤一等と共演、アレンジ・プロデュース、 弾き語り、オーケストラ編曲・音楽監督、劇版音楽まで幅広く手がける。

2020年【ワンダフル・ワールド】発表、ミュージックペンクラブ音楽賞全ポピュラー部門最優秀作品賞受賞。

ライブレポート寄稿

🥁 もりぶー(森田孝一郎)

🥁 もりぶー(森田孝一郎)

鹿児島ジャズアンバサダー
1980年代後半から天文館のジャズクラブ「パノニカ」を拠点にジャズドラマー、ライブブッキングマネージャーとして活動。
2016年脳卒中にたおれ主治医から再起不能宣告を受けたが、楽しむリハビリで、普通にドラマー復帰。
著作「薩摩青春ジャズ帖 Keep Swingin’」「脳卒中の楽しみ方」
CD最新作「STUDY WAR NO MORE」
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