昨夜、とある常連のお客様が久しぶりにいらしてくださいました。
お年的にも、定年退職されて、現役時代には毎週の様に好きなJAZZを聴きに、天文館に出れていたものの、もう中々飲みに出るのも減り、天文館から足が遠のいたと言う方は、２４年やってきたお店ですからね、常連様の中にも多々いらっしゃいます。
私が、中学生・高校生の頃に、よくリレットへ行っていたのですが、
その時にたくさんのお客様から 可愛がっていただきました。
そして、歌の活動も応援していただきました。
作詞・作曲活動でシンガーソングライターをやっていた その頃に、昨日お会いしたお客様は私にこう言いました。
「君はJAZZを歌いなさい。息が長いから、ずっと歌える。」
この言葉は、歌を歌いながら何度も何度も思い出すのです。
その頃の私は、なんとなく、私は３６歳くらいからJAZZをぼちぼち歌い始めるものかと思ってました。
まさか、こんなに早くJAZZの世界へ足を踏み入れるとは思ってもみませんでした。
でも、あの時に言ってくださった言葉、とても深く、たくさんの理由が詰まったお言葉だった様な気がします。
何十年も前から歌い継がれているJAZZスタンダード
その一曲一曲に対し、年齢を重ねていく自分の人生も刻まれていく。
それは、早ければ早い方が、そいう感動は増すと思うし、JAZZに対する思い入れも深さを増す。
教えてくださって本当にありがとうございます。と心に思いながら歌う時があります。
音楽を心から愛するって、すごいことだと思います。
ファッションでもない、見栄でもない、確かなJAZZを好きになる覚悟がありますか？
と言ってしまうと、きっと引いてしまう方もいる事はわかります。
だって、例えば、趣味で走り始めて、ランニングウェア揃えて、ルンルンでチョロっと走ってて、「私毎日走っててチョ〜気持ちいいの！」と言っても、
マラソンを長年続けてきた人から「そんなのまだ走ったうちに入らない。究極の気持ち良さと達成感は42.195kmの先にあるのだ！！」
と言われちゃったら、なんだかスミマセンでした。。となる。
でも、本当にそれを知っている人はみんなにも知ってもらいたいし、気持ち良さや楽しさを共有したい。
「こんなJAZZ好きなおじさんばっかりだから、繁盛しないんだよね。。」
と昨日言われたけれど、
いいえ、そういうお客様は私たちの信じる音楽を理解してくれる貴重な存在で、心の支えなのです。
そういうお客様に愛してもらえるお店になるか、
ただの酒場になるか、、
これはお店の力次第です。
私たちが諦めたら、本当に音楽を好きで来てくださる方たちが悲しむ。
裏切りたくないから頑張れる、こういう原動力は、お客様お一人お一人がちゃんと心で音楽を受け止めてくださるから生まれるのです。
ああ、だからやめられないのだろうな、こういうお店をする人は、、と わかっちゃいました。笑
基本、自分にはいい加減だけれど、妙に真面目な人間なもので、こういう考え事を毎日頭の中でグルグルさせています。
基本、(←２度目笑) プラトニックに 人を愛していきたい人間なもので、毎日「愛」についても考えています。
ああ、もう音楽やってると、みんな恋人！！！っていうくらい、心がオープン。
一緒に演奏している仲間の事は、とにかく家族のようで可愛いし、共に生きていきたい。
逆に言えば、家族のように愛せる責任が持てないのなら、一緒にしない、というくらいストイックに自分の音楽とハートを守りたいです。←ボーカルだから言える事かもしれないけれど、、
何より、今大事にしている人たちを大事にする為に、浮気をしちゃいけないんだと思いました。
こういう事は、人から教わり、一人で生きていたら気づけなかった事。
たとえお叱りのお言葉だったとしても、人生が豊かになるチャンスなのだから、
誰かに言っていただける事、見てもらえている事が嬉しいのです。
その常連のお客様が「HPも新しくなって頑張ってるね〜見てるよ〜」と、言ってくださって、もしかしたらこのブログも読まれているかもしれません^^; 少し照れますが、、
HPを作って 新しいお客様も もちろん いらしてくださいますが、
何より、今まで応援してくださった皆様に、リレット頑張ってますよ〜とご報告をしていけたらと思っています。
また、長々と綴ってしまいましたが、(←まだ書き足りない笑)
読んでくださってありがとうございました。
家族経営で、自らが演者で、、という少し特殊なお店ですが、
良いJAZZライブハウスにしていけるよう、これからも精進してまいります！
お客様の感動の為に、また来週からも頑張りますね！！
EMILY
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